ブログ 2012年06月07日

と、言う本を以前読んだことがある。

皮膚と言うのは体を包むだけの単なる包装紙ではない。

体全身を被い、重さは約３ｋｇにもなる最大の「臓器」である。

内臓と呼ばれるものに対し、皮膚は「外臓」である。

かつ、皮膚は環境に応じて、その状態を変化させ、必要情報を体内に伝える。

外部刺激のセンサーとして、そして神経より先に表皮が光を感じる皮膚。

脳の機能を担う部品「受容体」と同じ「受容体」を持つ、皮膚は脳である。

心的ストレスと皮膚との関係も密接なものがある。等等。

読後、なんと人の体っていうのは、まだまだ奇々怪々で不思議な世界であるなぁと感じ入った。

また、その興味尽きない人の体というものを対象にした仕事にたずさわれたことは幸せであり、益々やりがいも湧いてきて、これはおもしろい！と悟ったものであった。

そして、そんなこんなの昨今・・・

ご来院くださるお客様におかれては、ご自身がどこが痛いのか辛いのかも分からなくなってしまっている気の毒なほど全身疲労が凝り固まったお体の方もちょくちょくいらっしゃいます。

そんな時、はは～ん、ご自身の体の内なる声がもう聞こえてこない状態なんだなぁ、体の感度が鈍くなってるんだなぁと推察するのであります。

え！側弯症！背中が瘤のように盛り上がっている！と言われたんですか？（たしかに見た目は、そうですけどねぇ・・・それは結果）

当院の施術は、体の不要で力んでしまってコリとなりバランスを崩してしまっている状態のお体の解きほぐし、楽な体、美しい姿勢をとりもどすよう行っております。

この施術を継続してうけていただくと、敏感な体になり、どこか悪くなっているなぁとかそろそろ溜まってきているなぁとか、わかるようになります。

体の全組織の内からの声が敏感に感じ取れるようになるよう努めています。

そうです、皮膚からの声も敏感に感じ取っていただけるような、楽で美しいバランスのいい体になっていただきます。

先の側弯症といわれてがっかりされていた方も１回の施術後で、そんなに気にならない状態になっていただけました。

そして、お体はもちろんですがわたくしは、気持ちの持ち方、精神的な面で楽になっていただけたのが一番の喜ばしい効果であると考えています。